事務職のオススメ資格

【事務職の資格】オススメは「MOS」「ビジネス文書検定」「秘書検定」「簿記」

【事務職の資格】オススメは「MOS」「ビジネス文書検定」「秘書検定」「簿記」

事務職に就くには、「この資格がなければできない」というものは基本的にはありません。中には無資格・未経験で応募できる求人もあります。しかし、パソコンスキルを始め、ビジネスマナーや文書作成などのスキルが求められることも多いため、その証明として資格が役立つこともあります。

一般事務や経理事務、総務事務などの職種は、営業職のように数字で成績を判断するのが難しいと言われています。そのため、採用やキャリアアップの指標のひとつとして、資格を評価する会社は少なくありません。たとえば、同条件の応募者が複数いた場合は、資格を持っている人の方が優先されるでしょう。また、資格の有無によって給与水準が変わったり、特定の資格を取ることで一般事務から専門生の高い事務職にキャリアアップしたりするケースもあります。

事務職にとって資格はスキルや熱意を示す指標の1つとなるため、採用やキャリアアップにおいては資格を持っている方が有利と言えるでしょう。

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事務職におすすめの資格①MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

事務職におすすめの資格①MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、事務職でよく使われるマイクロソフトオフィスの使用スキルを証明する資格です。ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックの5科目があり、それぞれの実技試験に合格すると資格を得られます。

インターネットが発達した昨今では、パソコンスキルは事務職において必要不可欠であり、「エクセルやワードを使える」ことが応募条件とされている求人も多いです。しかし、ただ「パソコンが得意です」「エクセルが使えます」と言うだけだと、どの程度のスキルレベルなのか分かりません。そんなとき、MOSはマイクロソフトオフィスの使用スキルが一定以上あることを、客観的に示す資格として役立ちます。

一口に事務職といってもさまざまな種類がありますが、MOSはどんな事務職にとっても基本となる内容であるため、業務内容にかかわらず持っておくと良いでしょう。

事務職におすすめの資格②ビジネス文書検定

事務職におすすめの資格②ビジネス文書検定

ビジネス文書検定とは、事務作業において最も重要となる文書作成能力を身に付けるための資格です。この資格を持っていると、ビジネス特有の言葉使いやマナー、文書を作成するスキルを持っていることを証明できます。かつて「ワープロ検定」と呼ばれていた資格が統合されたものなので、歴史も知名度もあります。

文書作成スキルはどんな事務職でも必要とされますが、特に一般事務職は顧客向けの案内状や礼状を書く機会が多いため重宝されるでしょう。ビジネス文書検定には3級、2級、1級がありますが、就職や転職においてアピールするなら2級以上の取得が望ましいです。一般事務職を目指す人は、即戦力になれるアピールとして、ビジネス文書検定2級または1級を取得することをおすすめします。

事務職におすすめの資格③文書情報管理士

事務職におすすめの資格③文書情報管理士

文書情報管理士は、紙媒体の文書のデジタル化や情報管理、関連する法律などを学ぶための資格です。書類の電子化や個人情報管理への関心の高まりにより2001年から開始された、比較的新しい認定資格です。会社にとって情報は重要な資産であり、流出すると大きな損失になります。そのため、今後はさらに文書情報管理士資格の重要度が増していくでしょう。

文書情報管理士は、事務作業の基本となる知識を学ぶための資格であるため、一般事務や営業事務、人事事務などあらゆる事務職で役立ちます。2級、1級、上級がありますが、一般事務職なら2級でも十分スキルの証明になるでしょう。また、資格は5年ごとの更新が必要なので注意しましょう。

事務職におすすめの資格④秘書検定

事務職におすすめの資格④秘書検定

秘書検定は、社会人に求められる一般常識やビジネスマナー全般を身に付けるための資格です。「秘書」という名前が付いていますが、事務職や営業職などあらゆる職種で役立つ内容です。特に、未経験から事務職を目指す場合や大手企業の一般事務職を目指す場合は、この資格を持っていると有利になるでしょう。

秘書検定には、3級、2級、準1級、1級がありますが、履歴書でアピールする場合は2級以上を持っておくことが望ましいでしょう。2級では、一般常識やマナーに加え、上司のサポートにおける優先順位の考え方などが出題されます。準1級と1級には面接試験があり、中堅秘書に必要なレベルの内容が問われます。3級と2級は比較的難易度が低いため、独学で勉強したい人や社会人経験のない学生にも人気があります。

事務職におすすめの資格⑤簿記

事務職におすすめの資格⑤簿記

簿記にはいくつか種類がありますが、最も有名な「日商簿記」はビジネスにおいても高く評価されます。日商簿記は、企業の経営活動の基本となるお金の流れを記録して、経営成績や財政状態を明らかにするための技能を身に付けることを目的とした資格です。日商簿記を取得することによって、経理事務の作業スキルや財務諸表を読み解く力などを証明できます。

日商簿記には3級、2級、1級があり、3級は独学でも十分合格可能ですが、2級以上は範囲が広くなり難易度がぐっと上がります。一般事務職の場合は3級でも評価されますが、経理事務の中には日商簿記2級以上を応募条件としている求人も少なくありません。そのため、経理事務を目指す場合は日商簿記2級以上を取得することで、選択肢が広がるでしょう。

よくある質問

資格がないと事務の仕事はできない?
事務職に就くためには必ずしも資格が必要というわけではなく、未経験・無資格でもOKと記載されている求人もあります。しかし、資格はスキルを客観的に証明するものであり、人気職種の事務では資格を持ったライバルも多いです。また、営業職のように成績が数字で判断しにくい職種であるため、採用において資格の有無を重視している会社も少なくありません。そのため、事務職に就きたいならば必要な知識を学び資格を取得しておくことで、選択肢がぐっと広がるでしょう。
未経験で事務職を志望する場合、まず取得しておいた方がいい資格は?
未経験から事務職を志望する場合、まずはパソコンスキルの証明となるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や社会人としての基本的なマナーを学べる秘書検定を取得しておくことが望ましいです。また、経理事務や総務事務の場合は日商簿記を応募条件としている求人も多いです。日商簿記はできれば2級以上が望ましいですが、難易度は低くないので、未経験から独学で始める場合はまず3級を目指し基礎知識を学びましょう。
  • 事務職の資格の勉強方法

    事務職の資格の勉強方法

    事務職で広く求められるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や秘書検定、ビジネス文書検定などは、それほど難易度が高くありません。そのため、働きながら独学で合格することも十分可能です。書店でテキストを購入し、それに沿って勉強を進めましょう。ただしMOSに関しては、パソコンをほとんど使ったことがない人はスクールに通った方が効率的な場合もあります。

    また、日商簿記に関しては、3級は独学でも可能ですが、数字が苦手な人は苦戦する可能性もあります。さらに、2級以上は範囲が広くなり難易度もぐっと上がるため、未経験・独学で合格を目指すのは簡単ではありません。日商簿記2級以上を目指すのであれば、できればスクールに通って試験対策をしましょう。スクールに通うのが難しい場合は通信講座を利用するのも良いでしょう。

  • 資格以外で事務職に重要なスキル

    資格以外で事務職に重要なスキル

    事務職には資格以外にも以下のスキルが求められます。

    ・コミュニケーション能力
    ・スケジュール管理能力
    ・細かい作業を正確に行う集中力

    事務職はオフィス内の上司や同僚、電話口の顧客などさまざまな人と関わりながら業務を行うため、高いコミュニケーション能力が求められます。この場合のコミュニケーション能力とは、さまざまな立場・年齢の人と連携を取りながら、業務に必要な連絡や報告をスムーズに行う能力です。

    また、事務職は重要な情報を含んだ書類や期限が設定されている書類を扱うことが多いため、細かい作業を正確かつスピーディーにこなす能力も求められます。中には単純作業も含まれますが、途中で集中力を切らさず最後までやり抜く能力が必要になるでしょう。

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  • この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)

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